編み花で心を癒す 

目に見えないストレスが心と体にたまっている時、編み針を持って小さなお花を一つ編めば気分がスッキリするのです。そんな編み物の癒し効果を広めたいな~。。そんな気分で日常の編み物生活を発信します。

タルトのような花畑

40番の糸で紫陽花を編みたくなり、外輪7個、中央4個を編んだところで、

円く縁取るようにならぶお花はとても軽やかに美しいのに、

ぎっしりとしてしまうと、その良さが半減することを感じ、

予定変更。

最外輪の10個のお花は20番のサックスブルーで編みました。

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こうすると、中央のお花たちの色がぼやけず、コントラストの効いた

感じになるかな。題して、『タルトのような花畑』

ブローチにするか、ラリエットつけてアクセントにするか、

どちらがいいかな・・・。

 

紫陽花と小花のカードフレーム

桜色、、ピンクの季節にたっぷりと浸ると、紫やブルーといった

涼しげな色が欲しくなってくるのが人情(?)です。

母の日のカーネーションも、昔は赤やピンクが圧倒的でしたが、

最近のアレンジはパープルが入っているものが多いですよね。

 

私もパープル系大好きです。

どちらかというとサックスと呼ぶようなブルーとパープルが混ざった色が

自分のトレードマークのようになっています。

 

ゆるい、淡い紫陽花も素敵なので、その周りに少ししまった青系の

小花をいれてまとめてみようかな、と思っていたら

ちょうどそのようなご相談をいただきました。

この手の色は画像にすると上手く実物色にならないのでいつも苦労します。

 

実物は、右と左の小花の色と下の紫陽花中央の色は全て違うサックスブルーです。

上部の紫陽花も、藤色のお花が3個混ざっています。

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紫陽花の場合は、一つづつ編んだお花をあとでまとめるのは、こんな風に不定形にしたい時です。コサージュなどに丸型でまとめる時は、予めまとめて編む形でまとめると

便利ですよ。

 

新緑の季節を待ちわびる、そんなお花たちです。

 

プリンセスシュシュ

前に作ったシュシュのリクエストがあり、また作ってみました。

リングゴムに編みつける部分は、レース糸だと120目くらい編んでも隙間からゴムが見えてしまいやすいので、もう少し太目(合太程度)の コットン糸を使っています。そして、途中から少しだけ色の違う薄ピンク(ハマナカティティクロシェ)に変えて、最後の白い部分はレース糸になっています。      

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糸の太さが中心部から少しづつ細くなるようにしているので、つけた時に重くなりすぎず、安定しやすいと思います。

縁取りには金ラメと銀ラメを半分ずつ♪。裏にはペチコートを履いたようなしろいリネン糸でフリルをつけています。

シュシュは、お花をたくさnつけてリースのように仕立てることが多いのですが、

たまにはこんな風に実用的なフリフリシュシュも気分転換になります。

リクエストいただけたご縁に感謝します・

 

ラベンダーと紫陽花の季節ももうすぐ

初夏の花たちを集めた小物を作成し始めました。

紫陽花やラベンダーはサイズも編み方も様々ですが、お好みは本当に様々です。

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これは一つのお花を一本の糸で編んでいくタイプ。使う糸によっても表情が様々です。

下は、通常12個のお花を寄せ集めて作るタイプなので、一つ一つのお花の色を微妙に変えていくこともできます。コサージュ用に円くまとめる時は、放射状の花芯の台を先に編んでから、花びらを編みつけていくと形が安定してまとめやすいですが、

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今は、別の小物にあしらっていく予定で編んでいるので一つづつのお花にしています。

部屋のシーリングライトで撮影したので暗くなってしまいましたがラベンダーも欲しい季節。

「ちょっと一つだけ編ませてね。」とソファにすわったはずなのに、これだけ編んでしまいました(^_^;)。

 

ワイヤー入りの茎も慣れてしまうとそれほど面倒ではありません。

別鎖を作って編みつけて行く方法が一般的ですが、私は鎖を作らずに直接編みつけていく太さの方が茎らしいと思っています。

他に並行して手掛けているものもまたアップしていきたいと思います。

 

どうぞ良い休日を・・・。

 

4月は水仙

明日の‟編み友”の今月のお題は、水仙

本に載っている編み図でワイヤー茎をつけてみました

(写真奥)が、もう少し透明感のある立体的な感じが欲しいな・・と

アレンジしてみました。(写真下)

         

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おはな中央の黄色い部分もちょっと材料と編み方をアレンジ。

ちょっと軽い感じが出てリアルな透明感に近づきました(*^-^*)。

編み花で癒されましょう☆彡

編み針について(レース編み花は移動中も便利!)

私がレース編み花を気に入っている理由の一つは、いつでもどこでも編めることです。

棒針編みなら、針が周りの人にささりそうで、両側に人が座っている電車の中などでは出せませんよね。短い4本針を使ってソックスを編むのでも、結構かさばりますし、かぎ針でも毛糸で小物を編んでいても5分10分の移動時間などに、バッグから出して編み進めるにはちょっとした体勢準備が必要ですね。

でも、レース編みのお花ならこんな風にハンドバッグに編み針とハサミのセットを忍ばせておいて、気が向いた一玉を持っていけば、その5分10分でさっと取り出し、さっと始めることができます。

                

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このペンケースは98歳の女性が作って下さった、温かい作品です。

編み上がった作品も小さなお花なので、できた物もいっしょにケースの中に入れておきます。レース針は、クローバーのアミュレのように、太いグリップがついたものもありますが、私は断然従来のこの形の編み針を支持しています。

編み花は、衣類や小物などのように、一定の編み方を何百回も繰り返して編んだりすることがないので同じところを持っていなければならないグリップはかえって指先での調節ができず、針の角度が固定されて不自由な感じがしてしまって・・・。何より、これなら全然かさばらないので何本でも持ち歩けます♡。

 

同じレース針の2号といっても、メーカーや製造された時代によって、

針先の丸みや引っかかり方(角度)が微妙に違っていて、同じ2号?と思うほど違って感じることもあります。上の世代の方たちは、結構かぎ針一揃いのセットをケース付きでお持ちの方が多いのですが、同じ号数の針で色々編み比べた方が、使わない針を買うこともなく、便利だと思います。

         

 

桜の季節 ~新学期への期待と不安を薄桃色の花びらで応援したい~

桜の季節真っ只中ですね。

子どもの頃、家の隣りに大きな桜が30本くらい並んでいて

散り始めると、道が花びらの絨毯でフワフワになって、

両手でかき集めてふわ~っと空にまいてセルフ花吹雪をしていたのを思い出します。

その時代ですから、写真や動画におさめることもなく、ただただ淡いピンクの天国の風景が心のなかに残っています。

 

編み花の桜は色々なスタイルがありますが、

今年はソメイヨシノをイメージしたものと、北海道ならではのエゾヤマザクラをイメージしたものを制作しています。

             

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お花の大きさは編み方をアレンジして変えていきますが、これはリアルサイズです。

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裏はこんな感じ。ガクと花びらを一続きで編む方が、別々に作って後でつけるより

すっきりします。

左の桜は、別編みしたガク部分を40番の緑糸で編み、ペップと一緒に花に取り付けています。

 

自然のお花への憧れをうつしたこんな桜から、

入園式や入学式で女の子やお母さんが付けたい桜はどんなのかな、ってイメージして

もっと大きくて可愛いピンクでつくってみたり、

アゴムとコサージュをお揃いにしてみたり、取り掛かる手仕事に尽きることはありません。

新学期への期待と不安が織り交ざるこの時期を

勇気づけてくれるお花たちを、贈りたい・・・そんな気持ちです。