編み針について(レース編み花は移動中も便利!)
私がレース編み花を気に入っている理由の一つは、いつでもどこでも編めることです。
棒針編みなら、針が周りの人にささりそうで、両側に人が座っている電車の中などでは出せませんよね。短い4本針を使ってソックスを編むのでも、結構かさばりますし、かぎ針でも毛糸で小物を編んでいても5分10分の移動時間などに、バッグから出して編み進めるにはちょっとした体勢準備が必要ですね。
でも、レース編みのお花ならこんな風にハンドバッグに編み針とハサミのセットを忍ばせておいて、気が向いた一玉を持っていけば、その5分10分でさっと取り出し、さっと始めることができます。
このペンケースは98歳の女性が作って下さった、温かい作品です。
編み上がった作品も小さなお花なので、できた物もいっしょにケースの中に入れておきます。レース針は、クローバーのアミュレのように、太いグリップがついたものもありますが、私は断然従来のこの形の編み針を支持しています。
編み花は、衣類や小物などのように、一定の編み方を何百回も繰り返して編んだりすることがないので同じところを持っていなければならないグリップはかえって指先での調節ができず、針の角度が固定されて不自由な感じがしてしまって・・・。何より、これなら全然かさばらないので何本でも持ち歩けます♡。
同じレース針の2号といっても、メーカーや製造された時代によって、
針先の丸みや引っかかり方(角度)が微妙に違っていて、同じ2号?と思うほど違って感じることもあります。上の世代の方たちは、結構かぎ針一揃いのセットをケース付きでお持ちの方が多いのですが、同じ号数の針で色々編み比べた方が、使わない針を買うこともなく、便利だと思います。