桜の季節 ~新学期への期待と不安を薄桃色の花びらで応援したい~
桜の季節真っ只中ですね。
子どもの頃、家の隣りに大きな桜が30本くらい並んでいて
散り始めると、道が花びらの絨毯でフワフワになって、
両手でかき集めてふわ~っと空にまいてセルフ花吹雪をしていたのを思い出します。
その時代ですから、写真や動画におさめることもなく、ただただ淡いピンクの天国の風景が心のなかに残っています。
編み花の桜は色々なスタイルがありますが、
今年はソメイヨシノをイメージしたものと、北海道ならではのエゾヤマザクラをイメージしたものを制作しています。
お花の大きさは編み方をアレンジして変えていきますが、これはリアルサイズです。
裏はこんな感じ。ガクと花びらを一続きで編む方が、別々に作って後でつけるより
すっきりします。
左の桜は、別編みしたガク部分を40番の緑糸で編み、ペップと一緒に花に取り付けています。
自然のお花への憧れをうつしたこんな桜から、
入園式や入学式で女の子やお母さんが付けたい桜はどんなのかな、ってイメージして
もっと大きくて可愛いピンクでつくってみたり、
ヘアゴムとコサージュをお揃いにしてみたり、取り掛かる手仕事に尽きることはありません。
新学期への期待と不安が織り交ざるこの時期を
勇気づけてくれるお花たちを、贈りたい・・・そんな気持ちです。